朝会「あの悔しさを忘れるな!」

10月16日(月) 朝会です。校長講話は「あの悔しさを忘れるな」。生徒会生活委員による冬服の正しい着方の確認の後、13人の生徒が登壇し表彰を行いました。また、表彰には間に合いませんでしたが、土日に開かれた北埼玉地区科学教育振興展覧会にて本校2年生の高橋実桜さんの「植物の成長と光の色の関わり」が優勝賞に輝きました。
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 あの悔しさを忘れるな! 
 9月27日の陸上北埼大会を皮切りに、先週まで新人戦が行われました。それぞれの運動部活動で熱戦が繰り広げられました。県大会には陸上部が多数出場しました。また、来週にはテニス部が出場します。健闘を祈ります。 新人戦の中で、私が特に印象に残ったシーンを話します。
 一つ目は、陸上部の快進撃です。陸上部は述べ14人が県大会に出場し、男子は総合2位という素晴らしい成績をおさめました!  中でも、最終種目の4×100mRは、見事な走りとバトンパスで圧巻の第1位でした。見ていて胸が熱くなりました。本当に熱き「行中魂」を見せてもらいました。ありがとうございました。
  二つ目は、サッカー部の試合です。 サッカー部は、大利根中との試合で、アディショナルタイムまで2対1で勝っていました。 アディショナルタイムとはサッカーの用語。負傷者の処置など競技外のことで費やされた時間のことを言います。審判がその時間を測って、そのロスタイムが追加されるものです。 この試合のアディショナルタイムは1分。10秒、20秒、30秒と時間がたち、55秒を数えました。後、数秒、ほんの5秒守り切れば行中サッカー部の勝利。誰もが「勝った」と思いました。しかし、その5秒で大利根中に最後の最後にゴールを決められました。延長戦の末、2-3で敗れました。油断したわけではありません。勝利の女神が、最後の最後に相手チームに微笑んだだけだと思います。サッカー部の諸君はとっても悔しかったと思います。その他の試合もそうだと思います。頂点に立たないかぎり最後は負けて終わります。 私が言いたいことは一つです。「あの悔しさを忘れるな!」ということです。  
 悔しい気持ちになるのは、素晴らしいことです。 本気になっていた証拠だからです。本気を出さなければ、悔しい気持ちになることはありません。 真剣で取り組み、全力を出したから、悔しい気持ちになります。悔しい気持ちになるのはいいのです。問題は、その後です。悔しい気持ちは、バネにするものです。悔しいなら、強いバネになるはずです。悔しい気持ちが強いうちに、トレーニングに打ち込みましょう。悔しい気持ちは、バネにすれば、次こそはうまくいくでしょう。

 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ということわざがあります。苦しいことや悔しいことも過ぎてしまえば簡単に忘れてしまうということです。簡単に忘れてはいけませんよ。
  皆さん、この肖像画の人物、誰だか分かりますか?  徳川家康です。歴史の本で見る家康とはだいぶ違うでしょう。この肖像画は、通称「顰像(しかみぞう)」といいます。顰(しがみ)とはしかめっ面の意で、この絵の家康は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべています。この絵が描かれたのは、三方ヶ原の戦いで武田信玄に手痛い敗戦をした直後です。これが描かれた目的は、敗戦を自らの戒めとするためだったと言われています。血気にはやったがゆえに敵の誘いに乗り打って出たために、結果として多くの兵や家臣を失ってしまったことで、家康は軍略の重要さというものを自戒しました。そして、この絵を常に傍に置き、肌身離さなかったと伝わっています。家康は、「あの悔しさ」を生涯忘れず、強いバネにして精進していったため、後に天下をとれたのだと思います。
  昨日から始まった「陸王」。行田市もだいぶ出ました。見た人も多いと思います。中にはエキストラで登場した人もいるかと思います。この「陸王」の物語も「悔しさ」を強いバネにして困難に立ち向かっていく物語です。
 1・2年生の皆さん、新人戦での悔しかった思い、ずっと持ちつづけてください。文化部の人も3年生も、悔しい気持ちになった時には、今日のこの話を思い出してください。
 悔しい気持ちを抱いた後、どうするかで、その後の人生が決まります。