2月26日(月)朝会です。本日は受検直前の3年生に向けての話でした。
内容は、「Done is better than perfect!(完璧を目指すより まずやり遂げろ(終わらせろ)!)」。下に紹介します。
また、本日27名の人が表彰されました。その中で、先日の雪で校舎北側の雪が溶けなくて困っていましたが、昼休みに自主的に雪かきをしてくれた1年生4名に校長先生から感謝状が贈呈されました。
「完璧を目指すより まずやり遂げろ(終わらせろ)!」
よく、試験の時は、分からない問題はとばして、分かる問題から解きなさいと言いますが、これは結構難しいことです。おそらく、県立高校の入試で一番難しいのは、大部分の人にとって「数学」だと思います。毎年平均点が一番低いのも数学です。通常の試験の昨年度の「数学」の平均点は44.4点でした。また、昨年度から「学校選択問題」を行っている高校があります。県内の20校が対象です。高校の判断で、数学と英語で、応用的な内容を含む問題を実施しています。この辺では、熊谷高校や熊谷女子高校、不動岡高校、熊谷西高校などが学校選択問題を実施しています。これらの高校を受けた人たちの昨年度の学校選択問題「数学」の県の平均点は43.2点でした。去年の先輩たちは、試験が終わって青い顔で帰ってきました。「どうしよう、数学、半分いかなかった。」こういう人がだいぶいました。とっても難しかったのですね。ある卒業生が言っていたことは、「分からない問題にこだわり過ぎた」ということでした。分からない問題は潔く見切りをつける。分かりそうな問題こそ時間をかけて確実に解答していくことが合格への道です。完璧を目指す気持ちも分かりますが、分からない問題に無駄に時間を使いすぎてしまったため時間切れになった、ということだけは是非避けたいものです。
関連してですが、皆さんは、「フェイスブック」は知っていますね。フェイスブックをつくったのがマーク・ザッカーバーグという人です。 その人の言葉に、「Done is better than perfect.」 という言葉があります。日本語では、「完璧を目指すより、まずやり遂げろ」とか、「まず終わらせろ」という意味です。フェイスブック社のオフィスには、「Done is better than perfect.」の言葉と一緒に、2種類のクッキーのイラストの絵が飾ってあります。
「Which one would you prefer?(どちらがお好みですか?)」。
一つの絵には、クッキーの材料、牛乳とか小麦粉とか卵が描かれています。でも砂糖がありません。「砂糖がないからクッキーを作れない。(だから何も食べられない)」。材料がバラバラのまま放置されています。
もう一つの絵には、クッキーが描かれています。クッキーが出来上がっています。でも、砂糖は入っていません。不完全ながらクッキーは仕上がりました。 材料が足りない。時間がない。腕が足りない。その通りなんでしょう。でも、そう言っていては、いつまでたってもクッキーは食べられません。材料がすべてそろっていなくても、「まずはクッキーを作りましょう!話はそれからです」ということをフェイスブック社はスローガンにしているそうです。
さて、公立高校入試を目の前にした3年生。もう言い訳はききません。試験当日は出来ない問題に手こずるよりは、自分が解けそうな問題を確実に押さえることがとっても大切です。自分が今持っている力が答案用紙に反映できれば、必ず、志望校に合格できます。
Done is better than perfect! 健闘を祈ります!