学校だより12月号を発行しました。(前編)

行田中学校だより「公孫樹」12月号     PDF版はこちら → 公孫樹2020.12

「 理想の姿勢 」

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 行田中学校では、目指す生徒像「互いのよさを伸ばし 笑顔で夢を語れる生徒」の具現化のために、豊かな心の育成を主にしてさまざまな取組を進めています。これまで学習や運動など何事にも前向きに取り組む姿勢として意識を高める指導に力を入れてきました。今回は、さらに正しい座り方の「立腰(りつよう)」の指導をとおして体幹を鍛え、理想の姿勢を習得することを目指しています。

 今年の学校保健委員会(12/10開催)では、整形外科の先生を講師としてお招きして、1年生を対象に正しい座り方や体幹の鍛え方を教えていただく予定です。背筋を伸ばした姿勢は、立っていても座っていても凛々しく、格好良く見えます。そして、立腰を提唱した学者は、正しい姿勢をすると、身体面で①内臓がよくはたらく、②食欲が出て丈夫になる、③素早い行動ができる、精神面で①集中力が身に付き持続ができる、②何事にも進んで取り組める、③粘り強く耐えられる、思考面で①ひとつのことを熱心にできる、②やる気が湧いてくる、③自分で考えて判断できる、と数々のメリットを示しています。

 全校の取組として、朝読書を始めるときに保健委員が校内放送で正しい姿勢を心がけることを呼びかけるとともに、各学級の朝の会で担任の先生が正しい座り方を図示しながら指導を行っています。すぐに効果が出る取組ではないかもしれませんが、これらの効用のうちひとつでも実感できるものがあれば成果と言えるでしょう。

 背骨を無理にまっすぐに伸ばすことは健康を害する可能性があるそうですが、正しい姿勢で気持ちが身体の中をまっすぐに通ることは、必ずや筋の通った言動につながるような気がします。朝読書や授業中の自分の姿勢に関心を持って、立腰を心がけましょう。

 

【 感染しない・感染させない 】~ 美術部製作足踏み式消毒液ポンプ台 ~

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 コロナ禍で停滞している日本経済の活性化事業が広がるとともに、新型コロナウイルスの感染再拡大も顕著になり私たちの日常生活を脅かしています。校内での手指消毒用に、美術部が素敵なデザインの足踏み式消毒液ポンプ台を15台製作してくれました。改めて感染症防止対策を確認し、「マスクを着用する」「3密を避ける」「手指の消毒」など、守るべき基本的行動を徹底して穏やかに年末年始をお迎えください。