子ぶたの行為は殺人か?

3年生社会科(公民)でおもしろい授業を行なっていたので、紹介します。
『子ぶたの行為は殺人か?正当防衛か?』という内容の模擬裁判です。

1 3匹の子ぶたがいました。長男ぶたと二男ぶたがオオカミに食べられてしまったという噂が村に広がりました。
2 三男ぶたのところにオオカミがやって来ました。家のドアを閉め切りにしたところ、オオカミはエントツから子ぶたの家に入ってきました。
3 子ぶたはあらかじめ用意しておいた暖炉の大なべに、グツグツとお湯を沸かしていました。
4 子ぶたは、オオカミが大なべに落ちるとすぐにフタをしました。オオカミは全身やけどで死亡しました。

これがあらすじです。生徒は裁判官、裁判員、検察官、弁護士、証人、傍聴人に分かれそれぞれの主張を述べあいました。
初めに先生が傍聴人に聞くと、圧倒的に「子ぶたの行為は正当防衛(無罪)」が多かったです。
その後、班ごとにじっくりと話し合った結果、今度は有罪・無罪が拮抗しました。
大変難しい判決だと思います。
今の中学生は将来裁判員になる可能性があります。その際は、今日の授業を思い出してください。
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