2年生が総合的な学習の時間に出前授業を受けました。重機で有名な「コマツ」の社員の方が東京からお越しくださり、講師をお務めになりました。テーマは「対人地雷処理とコミュニティ開発支援」です。カンボジアには今でもたくさんの地雷が埋まっており、それによって命を落としたり脚を失ってしまう人がいるとのこと。そうした人たちを救おうと、コマツでは2008年から地雷処理に取り組んでいるそうです。人力での地雷除去は、気温50度の中で防護服を着用し、8時間作業をする必要があるが、コマツが開発した専用のブルドーザーによって効率的に地雷を除去できるようになったこと、それを無償で貸し出していること、土を掘り起こすのでその後は農業ができるということなど、普段日本で暮らしていては想像できないような話をたくさん聞くことができました。生徒たちは、途中で、地雷の模型を手に取ったり、防護服を着用したりすることもできました。また、たくさんの生徒たちが質問をしたり、メモをしっかりと取ったりするなど、興味・関心をもって主体的に臨んでいました。SDGs、平和教育、キャリア教育といった面でも、大変有意義な出前授業となりました。