平成28年度入学式・始業式

4月8日(金) 春爛漫、桜の花も満開の中、平成28年度の入学式・始業式が行われました。
新入生の一人一人の呼名のあいさつ、大変すばらしかったです。
校長からは、行田中の目指す生徒像「学べ 鍛えろ 夢を持て」の話。生徒会長からは、「行中魂を磨いてほしい」という歓迎の言葉がありました。89名の新入生を迎え、新たな行田中がスタートしました。
本日の入学式の様子は、テレビ行田「浮き城かわら版」にて4月11日(月)~15日(金)に放映されます。
看板1看板2正門発表1発表2入場①入場②全体式辞生徒会長牧くん合唱リコーダー退場1退場2学級1学級2クラス1クラス2クラス3祝電教室1教室2教室3
式辞(一部抜粋)
入学に当たり、新入生の皆さんに2つの言葉を贈ります。
1つ目は、行田中学校の3年間で皆さんに意識してもらいたいこと、がんばってもらいたいこと。本校の「目指す生徒像」です。 それは、「学べ 鍛えろ 夢を持て」ということです。本校のキャッチフレーズとして心に刻んでください。「学べ、鍛えろ」とは、 中学校では、「教えてもらう」自分から、「自ら学ぶ」自分へと変わっていかなければなりません。授業でも家庭学習でも、部活動でも、与えられるのを待っていては、前に進むことはできません。厳しくても、つらくても、やるべきことはやらねばなりません。自分を甘やかさず、常に厳しく、学び続ける姿勢が大切です。 南の国の暖かい地域で育った樹木は、木に締りがなく、木材としての評価は低いとされています。気温が高く雨の多い気候は、木が育つ条件として、恵まれ過ぎているからです。一方で、日光が乏しく、厳しい寒さに直面する北国の樹木は、木が締り、良質の木材に成長します。人もまた同様です。難しいこと、苦しいことに出会ったら、自分を鍛えるチャンス、一段と成長するチャンスと、前向きにとらえてください。そして自分を鍛えることを通して、学ぶことの厳しさを感じ、学ぶ喜びを味わってください。
 「夢を持て」とは、「高い志をもて」ということです。 ルネサンス期の芸術家・ミケランジェロは、「人間にとって最大の危険は、高い目標を掲げて失敗することではない。低い目標を掲げ、それを達成してしまうことだ」と、教えています。 夢や目標なくして、本校の3年間は、充実したものにはなりません。中学校卒業後の将来を見据えて、勉強にも部活動にも、高い目標・高い志をもち、それぞれの夢の実現に向けて前進してください。
 2つ目の言葉です。  小説家・瀬尾まい子さんの著書に「あと少し、もう少し」という本があります。 「あと少し もう少し」。この本は、山の中の中学校の駅伝部の寄せ集めのメンバーが、県大会の出場を目指す物語です。その中に、こんな一節がありました。 「中学校っていくら失敗してもいい場所なんだって。 人間関係でも勉強でもなんだって、好きなだけ失敗したらいいって。こんなにやり直しがききやすい場所は滅多にないから。」 まさにそのとおりです。失敗を恐れず、失敗をしたらそのつど立ち上がり、やり直し、自分自身を成長させていきましょう。それも行田中学校です。
 さて2・3年生の皆さん、先日の修了式の日に私は、「新しい船出へ」という話をしました。3年生は、今日から最上級生としての中学校最後の船出がスタートしました。2年生は今日から後輩を迎えて中堅学年としての新たな航海が始まりました。1年間の長い航海です。長い航海をするには準備が必要です。 スモールステップで頑張ること、各学期ごとにやり遂げること、1年間で達成すること。是非、自分の中で目標を立てて実行してください。その際意識してほしいことは、「これまでどおり」でよかったこと、「これからどおり」に改善すべきことです。それらを見極め、行動に移してください。
 行田中学校すべての皆さん、今日から新たなる人生がスタートします。真新しい白いページを共に開いていきましょう。